モリスルビー23MKSR003
| カラット | 0.07ct |
| Origin（産地） | Myanmar |
| Size(サイズ) | 2.5/2.5/1.5 |
ルビーの特徴
形の良いラウンド型ブリリアントカットに磨かれた天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、モゴック鉱山で発掘された小粒で丸い結晶をヤンゴンで磨きました。サイズは、縦横2.5㎜/深さ1.7㎜と縦横の寸法に対する深さのバランスが良いこと、そしてコクのある少し青味を感じさせる色調と高い透明度によって濃い色ながらしっかりと輝きを発してくれます。普通であれば、この色の濃さだと黒っぽく見えてしまいます。これも好みがあってルビーは濃ければ濃いほど好きだという方も居られますので、そちらが優先されるべきだと思います。さて、このルビーを宝石品質判定のクオリティスケール上でみた場合、美しさ「A」、輝きがあり美しいもの、前述の通り、透明度の高さはルーペで内包物をチェックしても小さな結晶インクルージョンが少し入っているぐらいで、色が濃いのにとてもクリアな印象を受ける結晶です。そして色の濃淡は「#5」、写真では少し濃く見えてしまっていますが実物をご覧いただきたいと思います。品質を3つのゾーンに分けた場合、GQジェムクオリティ（最高品質）です。ブライダルリングなどの人生で大切な時に使うジュエリーのワンポイントに是非お使いいただきたいと思います。直径2.5㎜の小粒なルビーだと、たとえそれが天然無処理で美しいミャンマー産ルビーのGQジェムクオリティであったとしても、交換価値を考えてお買い求めになる方はあまり居られません。しかし、それだから宝石ルビーは何でも良いのか？といえば、逆にとても重要だと思います。私たちジュエラーは、査定する時についている宝石がどんなに小さくてもしっかりとルーペで確認します。そして、天然無処理で美しいものが使われていると…元の持ち主の方の格の高さを感じます。逆に、人工合成石であったり、人為的に美しさを改良したものを観ると、そのジュエリーがどれだけ立派でも「あ～宝石のことをよく知らなかったのだ…騙されたのかな？」と枠が立派であればあるほど、そう感じてしまいます。経年変化のない宝石は、受け継ぐときに枠を時代に合わせるために、外すことが良くあります。枠を外す前にしっかりとその宝石の説明を持ち主の方に伝えておかないと…何かの勘違いなどで、「いい石が入っていたのに、すり替えられた…」とクレームにつながることが多々あります。お預かりする前の鑑定（査定）は、私たちジュエラーが責任を持たなくてなりません。
ルビーの内包物
天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。
