モリスルビー07SR0186

 

Contents

モリスルビー07SR0186

カラット 0.19ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質)
Size(サイズ) 4.0/2.7/1.8

ルビー(天然無処理)
ミャンマー産 天然無処理ルビーモリスルビー07SR0186 0.19ct Myanmar

ルビーの特徴

紫味を少し帯びながら、どこか少し褐色も感じさせる色調と高い透明度、彩度は普通だが硬い感じのする質の結晶、ミャンマー最北部カチン州の幻のルビー鉱山ナヤン(Nam-Ya)で発掘された少し長細い天然無処理で美しいルビーです。オーバル型のミックスドカットに磨きました。サイズ、縦4.0㎜/横2.7㎜/深さ1.8㎜、重さは0.19ct、宝石品質判定のクオリティスケール上でみた場合、美しさは「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡は「#4」、品質を3つのゾーンに分けた場合、ジュエリークオリティ(高品質)です。そして、このルビーの内なる世界を顕微鏡で拡大して行くと、小さな結晶インクルージョン、微小インクルージョン、薄っすらと細かいシルクインクルージョンが何かの法則に沿って銀河のように広がっています。顕微鏡で拡大してルビーの中を覗くと広がるインクルージョンは、そのルビーの個性であり、人で言うところの指紋のように同じ組み合わせがありません。モリスでは、20年以上前からすべての天然無処理で美しいミャンマー産ルビーのインクルージョンの顕微鏡拡大写真をファイルしていて、その数は5万石を超えています。よく似たインクルージョンがあったとしても、比べてみるとやはり同じではありません。ダイヤモンドを見慣れた方は、インクルージョンのことを「キズ」という言い方をしますが、無色透明が良いとされるダイヤモンドとルビーでは、見方が違います。ルビーの場合は、インクルージョンは、美しさに悪い影響を与えるものでなければ気にすることはありません。逆に、テーブルとガードル(輪郭部分)の間に薄っすらとシルクインクルージョンが入っていることで、目の覚めるような赤色を発するルビーもあります。ただ、インクルージョンには破損の原因になるものもあり、そこはしっかりと見ておく必要があります。硬度の高くないアパタイトの結晶がガードルなどに大きく出てきている場合は、ジュエリーに装着するときに破損してしまうことがあるので注意が必要です。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁

株式会社モリス 代表取締役社長

Contents
閉じる