モリスルビー08AT0377

 

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モリスルビー08AT0377

カラット 0.08ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質)
Size(サイズ) 2.8/2.0/1.4

ルビー(天然無処理)

ミャンマー産 天然無処理ルビー モリスルビー08AT0377 0.08ct Myanmar

ルビーの特徴

長細いエメラルドカット、少し青みを帯びた色調と驚くほど高い透明度が特徴的な天然無処理で美しいミャンマー産、ピンキッシュルビーは、最北部カチン州にある幻のルビー鉱山Nam-Ya(ナヤン)で発掘された長細い原石の生地を活かし、上述の通りエメラルドカットに磨きました。サイズは、縦2.8㎜/横2.0㎜/深さ1.4㎜、重さは0.08ctと非常に小粒ですが、写真でご覧いただけます通り(実際に見たらかわいらしいサイズですが…)拡大して観てみると、とても美しい立派なルビーです。一粒だけでは迫力に欠けるかも知れませんので、ジュエリーに仕立てる際には、複数個並べるか、もしくは脇石ダイヤモンドの中に一つルビーが入ってアクセントになる…などの脇役として活躍するのもいいかも知れません。また、最近、流行っている細い腕の指輪であれば、この小粒なルビーを縦置きにして、もっと小さなダイヤモンドでぐるっと取り巻いて飾った上で、堂々とメインストーンにしてみるのも良いかも知れません。小さくて品質の高いルビーは、色々な発想があって楽しいものです。さて、このルビーを宝石品質判定のクオリティスケール上で見た場合、美しさ「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡は「#3」、その品質をジェムクオリティ(最高品質)/ジュエリークオリティ(高品質)/アクセサリークオリティ(宝飾品質)の3つのゾーンに分けた場合、ジュエリークオリティになります。そして、このルビーの内包物(結晶の中に内包されているその他の宝石の結晶や成長した跡などをインクルージョンといいます)を顕微鏡で拡大し撮影したものが下の2枚の写真です。小さなルビーの中に無いようされた更に小さな結晶に加えてナヤン産ルビー特有の目立たない糖蜜状組織が薄っすらと確認できます。モゴック産とナヤン産の糖蜜状組織の違いは、複雑にまさに水の中にはちみつを溶かしたときに見えるのがモゴック産に多く、ナヤン産の糖蜜状組織は、鋭角に折れ曲がった跡がなく、すっきりとした雰囲気を感じます。見慣れてくると分かる違いです。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁

株式会社モリス 代表取締役社長

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