モリスルビー13FY0034

 

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モリスルビー13FY0034

カラット 0.03ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質)
Size(サイズ) 1.9/1.9/1.0

ルビー(天然無処理)

ミャンマー産 天然無処理ルビーモリスルビー13FY0034 0.03ct Myanmar

ルビーの特徴

真円ではなく少し変形したラウンド型のブリリアントカット(輪郭の部分から上はテーブル、そしてそれを囲むように三角のファセットをつけ、下の部分を最下部の尖った部分へ直線的に長細い三角形のファセットをつけて磨くダイヤモンドに多いスタイル)、そして高い透明度と紫味を感じさせる色調が特徴的な天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、最北部カチン州の幻のルビー鉱山ナヤン(Nam-Ya)で発掘された原石をヤンゴンの工房でゾーミンチョーが手作業で磨きました。コンピューター制御の機器を使って磨くダイヤモンドとは違い、ルビーの場合は、この2㎜を下回る大きさの原石を磨く時も職人の手の感覚と勘で磨いていきます。少し歪んでいるのは、そのためですが、私自身は、ルーペを覗きながら、人の手で一つ一つ磨かれた宝石ルビーは拡大したら少し歪んでいます。機械で研磨したモノは完全な真円でシンメトリー(左右対称)もしっかり出ていて、ジュエリーに装着する場合に宝石をおく「石座」の加工も簡単になります。歪んでいると、その分、ヤスリを使って石の収まりを調整する必要があり、手間がかかります。どちらが良いかは人それぞれの意見があると思いますが、私自身は、手作業の方が「好きかどうか?」でいうと好きです。ジュエリーが何かの道具で、高速回転する部品で構成されているなら、人の手よりも正確な機器を使うことも大切ですが、ジュエリーは「心」に響くかどうか?が重要な部分です。今後も、できる限り手作業を重視したいと思います。さて、このルビーを宝石品質判定のクオリティスケール上でみた場合、美しさは「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡は「#5」の品質を3つのゾーンに分けた場合、ジェムクオリティ(最高品質)です。サイズは、縦横1.9㎜/深さ1.0㎜、重さは0.03ctと小粒なメレサイズですが、Ⅰctを超えるジェムクオリティのルビーと同じように扱われてきました。ダイヤモンドのメレサイズが、50個とか100個が一つのパーセルに入ってザーッとひとまとめになっているのに対し、この天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、このルビー一つでID番号がついて、インクルージョンの写真が撮影され、そして保証書がついています。無駄な努力…と言われそうですが、もし私が結婚指輪の裏側にルビーを着けるとしたら、そいういうルビーが良いと思います。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁

株式会社モリス 代表取締役社長

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