モリスルビー13FY0072

 

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モリスルビー13FY0072

カラット 0.03ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質)
Size(サイズ) 1.9/1.9/1.3

ルビーの特徴

ほんの少しの青味としっかりとした赤色、コクを感じさせる色調と透明度、加えて彩度の高い天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、最北部カチン州にあり、今から24年前に公式に鉱区として政府に認められた幻のルビー鉱山ナヤン(Nam-Ya)で発掘されました。とても小さく丸い結晶をラウンド型のブリリアントカットに磨きました。ナヤン鉱山は、地下40㎞の地底で今から2000万年前に結晶したとされ、その後、地表近くまで押し上げられてきた原石です。気の遠くなるような長い時間、自然の浸食作用…土砂に揉まれて、母岩(ルビーが育つ白い大理石)を離れ、弱い部分が削り落とされた…芯の強い部分だけが残ったような感じです。小粒で丸い結晶が多く産出するのがナヤン産ルビーであり、このルビーのように小さくて高品質なのが特徴です。ヤンゴンの研磨工房でバランスの良いプロポーションのメレサイズルビーに磨きました。サイズは直径1.9㎜/深さ1.2㎜、重さは、0.03ctととても小粒ですので、モリスブライダルリングの結婚指輪のワンポイントなどで活躍してくれると思います。今では、ダイヤモンドが結婚、婚約指輪に使われることが多いのですが、ルビーが太古より結婚指輪に使われてきた宝石だということは、あまり知られていません。
祖母の世代では、高級な結婚指輪といえば「ルビー」でしたが、120年前からルビーの人工合成石がフランスのルビーとして世界中に売られ、その後に人工合成石だと鑑別できるようになると…正体がばれて、宝石としての価値がなくなってしまったという暗い歴史があるのがその理由です。「宝石には価値があって無いようなもの」と言われるようになってしまいましたが、写真のルビーは、小粒でも立派な天然無処理で美しいミャンマー産ルビーです。宝石品質判定のクオリティスケール上で見た場合、美しさは「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡は「#5」のジェムクオリティー(最高級品質)です。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁

株式会社モリス 代表取締役社長

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