モリスルビー17MR0004

 

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モリスルビー17MR0004

カラット 1.00ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質) Jewelry
Size(サイズ) 6.7/6.1/3.4

モリスルビー17MR0004  1.00ct Myanmar Jewelry

ルビーサイズ

ルビーサイズ6.7/6.1/3.4

ルビーの特徴

紫味を感じさせながらもしっかりとした色調と高い透明度の天然無処理で美しいミャンマー産ルビーが印象的なのは、この変わった形です。
モリス銀座店で勤務するミヨテと、この最北部のルビー鉱山ナヤン(Nam-Ya)のマノウ鉱区で発掘された原石の魅力はどこにあるのか?見て行きます。ゴロッとした厚みがあり、母岩から離れて長い年月、土砂に揉まれたため結晶の肌がマット状になった漂砂鉱床特有の原石は、宝石の下の部分キューレット側にステップを3段階付けて、上面をカボション型に丸く磨いた形、バフトップにしよう、ということになりました。通常であれば、0.65ctサイズのペアーシェイプ(梨型)のルビーに研磨されていたでしょう。結晶インクルージョンが、原石の時から見えましたが、それもこのルビーの個性です。できるだけ、貴重な原石の生地を残すべく、ギリギリの研磨作業、モリスSGカットで磨きましたサイズは、縦6.7㎜/横6.1㎜/深さ3.4㎜、重さは1.00ctの立派な大きさに仕上がりました。バフトップのルビーは、上面のツルッとした表面の色味が美しく、角度を変えてもルビーの赤色が存分に楽しめるのが特徴ですが、ルビーを動かして角度を変えると、結晶の奥、パビリオン側からのキラキラとしたモザイク模様が湧き上がってきます。

このルビーの結晶が持つ魅力は充分に発揮できたと思います
とても良いルビーに仕上がりました。ピジョンブラッドと呼べる深紅の赤ではありませんが、このルビーの結晶が持つ魅力は充分に発揮できたと思います。そして、何よりも受け継がれるであろう100年後にも、充分リカットする結晶の生地が残っています。宝石のカット研磨について、現在は、ダイヤモンドが主流ですから、ラウンド型のブリリアントカット(58面体)がポピュラーですが、その時代は、どんな形が良いとされているのでしょうか?希少な天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、資源が枯渇してプレミアがついているでしょう。ひょっとしたら、生地を少しでも残そうと奮闘したことが評価されるかも知れませんし、そうなって欲しいと願っています。
このルビーの品質判定のクオリティスケール
美しさは「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡は「#4.5」、品質を3つのゾーンに分けた場合は、ジュエリークオリティ(高品質)です。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

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