17MR0004R
カラット 0.87ct
Origin（産地） Myanmar
Quality(品質) Jewelry
Size(サイズ) 6.5/5.9/3.1
ルビー(天然無処理)
モリスルビー17MR0004R 0.87ct Myanmar Jewelry
ルビーサイズ
ルビーサイズ 6.5/5.9/3.1
ルビーの特徴
世界に一つしかない個性的な形の天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、ミャンマー最北部カチン州にある幻のルビー鉱山ナヤン（Nam-Ya）のすでに資源が枯渇してしまったマノウ鉱区で発掘されました。
美しい原石をモリスシンギュラリティカットで磨いて、以前に紹介したものです。ルビーの上面、通常ならばテーブルをつける面に大きな生地不足（原石の肌）が残したままで作業ストップしました。大自然の造形美である結晶、たまたま生地不足がテーブル面に大きく残ってもいいじゃないか…せっかくの1ctサイズのルビー、小さくする必要はないのではないか…そのルビーの個性として考えれば良いのではないか…という判断でした。しかし、その後の社内ミーティングで「宝石の顔になるテーブルの一番目立つ部分に大きな生地不足をそのまま残すのはどうだろうか？」という意見があり、再び考え、もう一度、研磨することにしました。テーブルを取り囲むようにファセット（切子）面をつけて、以前に目立っていた生地不足は無くなり、表情が明るくなったように感じます。
バフトップからファセットを追加してルビーの魅力がアップしました。
サイズは、縦6.5㎜/横5.9㎜/深さ3.1㎜、重さは、0.87ctになりましたが、ファセット面が全体について、ルビー自体が元気になったようです。以前はバフトップ、宝石下部にはファセット面をつけて、上部はカボションカットのようにつるんとした形でしたが、今は、キラキラと結晶の奥から輝きが湧き上がってきます。そして、テーブルを取り囲むファセット面の一つ一つが大きいことも、このルビーには相性が良いようです。ここで小さなファセットでテーブルを取り囲むスタイルにしたら、この魅力は表現できなかったと思います。
このルビーの品質判定のクオリティスケールは
美しさは「A」輝きがあり美しいもの、そして色の濃淡は、少し淡くなって「#4」、品質を3つのゾーンに分けた場合、ジュエリークオリティ（高品質）です。今回は、リカット（再研磨）してルビーの魅力が倍増したので良かったと思いますが、すべてのルビーが再研磨すると魅力がアップするとは限りません。もし、最初の研磨時に既存の形にしていたら、今のような独特な魅力は無かったと思います。一度、研磨作業をストップして、魅力を検証した後に再研磨して表現できたものだと思います。以前にご覧いただいた方には、もう一度、生まれ変わった姿をご覧いただきたいと思います。同じルビーなのか？と感じると思います。
ルビーの内包物
天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。