モリスルビー19JY0034

 

Contents

モリスルビー09JL0055

カラット 0.10ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質) Jewelry
Size(サイズ) 3.6/2.1/1.2

ルビー(天然無処理)

ミャンマー産 天然無処理ルビーモリスルビー09JL0055 0.10ct Myanmar Jewelry

ルビーの特徴

透明度と彩度が高く、少し青みを帯びた色調と希少な結晶の生地をなるべく大きく残すべく研磨したため、ほんの少し歪んだエメラルドカットになった、天然無処理で美しいミャンマー産のピンキッシュルビーは、最北部カチン州にある幻のルビー鉱山ナヤン(Nam-Ya)で発掘されました。サイズは縦3.6㎜/横2.1㎜/深さ1.2㎜、重さは0.10ctと小粒ですが、エメラルドカットに磨かれたことによって、ファセット(切子)面の大きさがあり、キラッとした存在感があります。さて、ナヤンで発掘される多くの原石に多いピンキッシュで小粒なルビーです。ナヤン産の特徴は小さくて透明度が高い、そして少し青みが強いところです。それだけに深紅のナヤン産ルビーはとても希少です。ミャンマーにもう一つある天然無処理で美しいミャンマー産ルビーの産地は、歴史的に有名なモゴック産がありますが、世界的な宝石研究所でもその両者の明確な違いは発表されていません。モリスは自社でナヤン鉱山の採掘をしていたため、そのトレーサビリティによってナヤン産だと保証しているのです。私が知る多くの素晴らしいナヤン産ルビーは、市場ではモゴック産として取り扱われています。同じ特性を持ったルビーなので、それで全く問題は無いのですが、「幻のルビー鉱山」と私たちが呼ぶのは、既に産出がかなり少なくなり、世界にその名が知られる前に無くなってしまう可能性が高いからです。例えば、最高のコーンフラワーカラーのブルーサファイアを産出していたカシミールは、約100年前に産出が止まったことから今では、オークションで驚くような値段で落札されることで有名です。最高品質のルビーが産出するモゴック、ナヤン鉱山で産出するルビーも資源の枯渇が近いと言われています。なるべく多くの最高品質のルビーをこの日本に集めて日本を「宝島」にする、そして宝石文化を日本から発信したい…そのために、私たちモリスは、今後もトレーサビリティを確保した最高品質のルビーを日本で紹介し続けます。さて、このピンキッシュルビーを宝石品質判定のクオリティスケール上でみた場合、美しさは「A」、色の濃淡は「#3.5」のジュエリークオリティ(高品質)です。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁

株式会社モリス 代表取締役社長

Contents
閉じる