モリスルビー19JY0078

 

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モリスルビー19JY0078

カラット 0.18ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質)
Size(サイズ) 4.0/2.7/2.0

ルビー(天然無処理)

ミャンマー産 天然無処理ルビーモリスルビー19JY0078 0.18ct Myanmar

ルビーの特徴

深紅の本格的なルビーの色調と彩度の高さ、そしてバランスの良い梨型(ペアーシェイプ)が特徴的な天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、最北部カチン州にある幻のルビー鉱山Nam-Ya(ナヤン)で発掘された長細い原石の形を活かしヤンゴンのモリスミャンマーの研磨工房で磨きました。二色性のある宝石であるルビーを研磨する時のオリエンテーション(ルビーのテーブルをどちらに持ってくるか?などの石どり)はとても難しく、縦軸に対して90度が一番美しい表情になり45度以上軸に対してズレるとせっかくの原石の色調が悪くなってしまいます。このルビーの場合は、テーブルに持ってくる面に対して軸が垂直になっていたので顔の大きいルビーになりました。サイズは縦4.0㎜/横2.7㎜/深さ2.0㎜、重さは0.18ctと縦方向のサイズが大きいため、見た目に大きく見えます。このルビーを宝石品質判定のクオリティスケール上でみた場合、美しさ「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡は「#6」とかなり濃いルビーです。品質を3つのゾーンに分けた場合、ジェムクオリティ(最高品質)です。顕微鏡を使って、このルビーの内なる世界を覗くと、ナヤン産ルビーには、珍しく60度/120度で交わるシルクインクルージョンがキラキラと輝きます。モゴック鉱山産のルビーに多い特徴です。そしてスピネルと思われる結晶もポツんと結晶の中に浮かんでおり、天然無処理で美しいルビーらしい姿が広がっています。そして、しっかりとした色目のルビーですので、ジュエリーに仕立てる時に、この個性が引き立つように考えていきたいと思います。過去にこのようなペアーシェイプのルビーをカイエブランドの諏訪由子氏にジュエリー、ペンダントトップに仕立てて貰ったことがありますが、その時は、ろうそくの灯に見立ててくれて、ろうそく台の上で輝いていました。とても素敵なペンダントトップで、暗い世の中を明るく灯してくれるようなイメージでした。このルビーも是非、お願いしてみたいと思います。どんなジュエリーに仕上がってくるのか?今から楽しみです。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁

株式会社モリス 代表取締役社長

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