モリスルビー22MKJL0019
カラット 2.03ct
Origin（産地） Myanmar
Quality(品質) Jewelry
Size(サイズ) 7.8/7.2/3.6
ルビールース
モリスルビー22MKJL0019 2.03ct Myanmar Jewelry
ルビーの特徴
昨日の六角形のピンキッシュルビーに続いて、今日も天然無処理で美しいミャンマー産ルビーのご紹介です。
幻のルビー鉱山ナヤン（Nam-Ya）から産出された六角形の原石の形、生地を活かし上面をテーブルとクラウン、下面のパビリオン部分にステップをつけてミックスドカットに磨きました。ナヤン鉱山では、その他の産地と比べて、はっきりとした六角形の原石が産出が多いのが特徴です。産出した原石そのものにまるで、「テーブル面はここです」と言わんばかりに正三角形のファセット面があります。正三角形の大きな面を取り囲むように二等辺三角形の面が三つ取り囲んだ形で六角形…まさに大自然の造形美です。ナヤン鉱山で原石に出会うたびに、その場所の地下40㎞で結晶したとされる原石が2000万年もかけて地表まで上がってきてくれたこと、そして、その瞬間に出会えたことに何かしらのご縁を感じたものです。あと100年遅かったら出会えていないわけです。極端に希少性の高い天然無処理で美しいルビーの原石との出会い…私は、「偶然は必然」だと感じていました。採掘現場を担当していたモリスミャンマーのイエッチョーは、「祈るしかないのです…」と毎日作業をする前に、鉱区につくった即席のご仏壇に、上座部仏教流に、地面に頭をつけてお参りしてから作業を始めていたことを思い出します。敬虔な仏教徒である彼には大切なことです。そして、イエッチョーが発掘したルビーに、泥だらけのまま、何かを祈っている姿を見て、聞いてみると、「このルビーはモリスが、日本のだれかに届けるので、持つ方がお幸せに…と祈っている」と応えてくれた時には涙が出そうでした。すでに、産出が少なくなっている幻のナヤン産ルビーは大切に届けていきたいと思います。
このルビーの品質判定のクオリティスケールは
美しさは「A」輝きがあり美しいもの、そして色の濃淡は「＃3.5」のジュエリークオリティ（高品質）です。原石の形を活かしているため、縦横のサイズに対して、ほんの少し深さが不足しているため、結晶の奥からキラキラとした輝き、モザイク模様は少し弱いですが、その分、ナヤン産らしい透明度が楽しめると思います。ネックレスなど、面の大きさが大切なジュエリーに装着するのが良いかも知れません。
特別講演開催決定
2022年8月21日(日) (13:00～15:00国際文化会館)
この度、モリスでは諏訪氏を迎え、
「時間と場所を越えて受け継がれる宝石」をテーマに、
宝石品質判定を考案されたいきさつ、
そして実際にどのように使うのか？
実践を交えてご講演頂きます。