モリスルビー22SR0001【SOLD】

 

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モリスルビー22SR0002

カラット 1.12ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質) Jewellery
Size(サイズ) 6.3/5.5/3.2

 

ルビー(天然無処理)
ミャンマー産 天然無処理ルビーモリスルビー22SR0001 1.12ct Myanmar Jewelry

ルビーの特徴

青味を感じさせる色調と驚くほど高い透明度と蛍光色を含んだ彩度が特徴的な天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、最北部カチン州にある幻のルビー鉱山ナヤン(Nam-Ya、一部の宝石研究所では、Nayaseikと表示することもあります)で産出された原石の貴重な生地、なるべく大きく残すべく、クッション型でもラウンド型でもない中間的な形の輪郭、ルビー上面にテーブルとクラウン、下面にステップをつけて磨きました。7時方向にある凹みのように見える生地不足は、天然無処理で美しいミャンマー産ルビーによく見られるもので、上述の通り、貴重な結晶であることを物語ります。ミックスドカットと呼ばれる形です。サイズは、縦6.3㎜/横5.5㎜/深さ3.2㎜、重さは1.12ct、ルビーとしては大粒で存在感のある結晶です。慣れていなければルーペを使ってもインクルージョンを見つけられない程、スカッと透き通った結晶を顕微鏡で覗くと、小さなカルシウムの結晶と思われるインクルージョンが見えてきます。無色透明の結晶は、恐らくカルサイト(方解石、複屈折がつよくテレビ石と呼ばれる)だと思いますが、ルビーの中に入るカルシウム系の結晶には、アメーバの形になって内包されるアパタイト(燐灰石)もあり、どちらかは判別できませんが、どちらにしろ宝石の一種であり、このルビーが2000万年前に、地下40㎞の深いところで、マグマと接触し結晶化した時に内包されたもので、その時から変わらず、ずっと同居している「宝石の中にある宝石」です。加熱処理など、人為的に美しさを改良したルビーであれば、これらの結晶、もしくは結晶の周りが熱によって変化しており、白濁していたり、結晶の周りにクラックが入ります。ルビーを手にする前に確認しておきたいポイントです。そして、このルビーを宝石品質判定のクオリティスケール上でみた場合、美しさ「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡「#4」、品質を3つのゾーンに分けると、ジュエリークオリティ(高品質)です。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁

株式会社モリス 代表取締役社長

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