モリスルビー22SR0036

 

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モリスルビー22SR0036

カラット 0.27ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質) Jewelry
Size(サイズ) 4.2/3.1/2.1

ルビーの特徴

お米の粒を思い浮かべる長細いプロポーション、少し紫味の強い色調、透明度は高いが、光源によっては緑味を含んでいるために少し重たい感じ、少し彩度に影響する質の天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、中北部の中山間地域にあるモゴック鉱山で産出されて原石をヤンゴンの工房で研磨しました。サイズは、縦4.2㎜/横3.1㎜/深さ2.1㎜、重さは0.27ctの小粒なサイズです。この色目のルビーは、好き嫌いが大きく出るでしょう。この小粒なサイズに限っては、色の濃淡「#6」だった場合、赤色が凝縮されることで濃くなったものと、紫味が強い色調で濃くなったものでは印象がかなり違います。品質が高く、赤の色調で濃淡が濃くなったものをピジョンブラッドといいますが、紫味が強くなって濃淡が濃くなった場合「#6」の濃さは少し濃すぎると思います。ただ、これをヴァイオレットサファイアとして見た場合、どうなるか?という議論にもなりそうですが、大切なことは、呼称ではなく、そのルビーの品質がどうなのか?クオリティスケール上のどの部分に位置しているのか?という事だと思います。そして、このルビーを宝石品質判定のクオリティスケール上で見た場合、美しさは、紫味がほんの少し多いため「B」美しいもの、色の濃淡は、前述の通り#6であった場合は、少し濃すぎるのでちょうど良い「#5」、品質を3つのゾーンに分けるとジュエリークオリティ(高品質)です。透明度が高いのでパッと見たら「もっといい品質ではないか?」と言われそうですが、お伝えしたいのは「品質」は等級付けではないということです。そのルビーの個性、特徴を説明するための道具であり、一番大切なのは、そのルビーが好きであるかどうか?です。もし、1ctを超えるサイズの大きな天然無処理で美しいミャンマー産ルビーであったとしたら、受け継ぐときや手放すときに第三者が評価します。その時には、さすがに品質は、大切になってきますが、それよりも大切なのは、それまで一緒に過ごした時間や色々な記憶をしまっておく「思い出カプセル」になるのが宝石ルビーです。好きなものを付けた方が良いでしょう

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁

株式会社モリス 代表取締役社長

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