モリスルビー22sr0048

 

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モリスルビー22sr0048

カラット 0.22ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質) jewelry
Size(サイズ) 3.6/3.4/1.9

ルビーの特徴

素晴らしいプロポーション、真円に近いオーバル型のミックスドカット、縦横のサイズに対して深さの割合もいい天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、同国の第二の都市、マンダレーから自動車で6時間ほど北に走った中山間地域にある歴史的にもその名が知られているルビー鉱山モゴック(Mogok)で産出された丸い原石をヤンゴンで磨きました。サイズは、縦3.6㎜/横3.4㎜/深さ1.9㎜、重さは0.22ctと小粒ですので、あまり気にならないと思いますが、細かく見ていくと、テーブルのあたりの色調に少し紫色が強い部分があります。これはテーブル下にあるシルクインクルージョン(ルチルの針状結晶)の密度が少し高いこと、ちょうどテーブルの端部分に少し大きな結晶インクルージョンが入っていることが、影響していますが、前述の通りルーペで拡大しなければ分からないレベルです。このルビーを宝石品質判定のクオリティスケール上で見た場合、美しさは「B」美しいもの、色の濃淡は「#4.5」、クオリティスケールの上で、3つのゾーンに分けた場合、ジュエリークオリティ(高品質)になります。指輪でもネックレスでも、またピアスでも、ジュエリーに装着するととても美しく、立派なジュエリーに仕上がるでしょう。東京上野にある国立科学博物館で昨年開催された特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」では、「美しさの極み」の章で、欧州のロイヤルファミリーが残したアンティークのハイエンドジュエリー等が多数展示されていましたが、ルビーに関しては、そのほぼすべてが、まだ商業的に人為的な加熱処理が行われる以前の「天然無処理で美しいミャンマー産ルビー」でした。その多くが、このルビーの様なジュエリークオリティでしたが、十分に美しいものでした。ご来場された皆様は、その壮観な景色を覚えておられると思いますが、世代を越えて受け継いでいくジュエリーに使われる品質がジュエリークオリティだという事です。ルビーを複数使ったネックレスなどをジェムクオリティのルビーだけで作るということは、ロイヤルファミリーであっても不可能なのです。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁
株式会社モリス 代表取締役社長

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