モリスルビー22SR0113

 

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モリスルビー22SR0113

カラット 0.17ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質)
Size(サイズ) 3.2/3.0/2.5

ルビーの特徴

オーバル型とラウンド型の中間的な形としっかりとしたルビーの色調、高い透明度と彩度が特徴的な天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、中北部の中山間地域にあるルビー鉱山モゴック(Mogok)で発掘された小粒で丸い原石をヤンゴンにてミックスドカットに磨きました。磨き上げたサイズは、縦3.2㎜/横3.0㎜/深さ2.5㎜、重さは0.17ctと前述の通り小粒ですが、結晶の奥からキラッとした輝きを放ち存在感があります。宝石品質判定のクオリティスケール上で見た場合、美しさは「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡は「#5.5」、それをクオリティスケールを3つのゾーンに分けてみるとGQジェムクオリティ(最高品質)です。さて、今日のルビーの原稿は、ドイツのライプツィヒというフランクフルトから電車で3時間ぐらいの町で書いています。ここにやって来たのは、宗教改革を進めて、プロテスタントの礎を築いたマルチン.ルターが、カテリーナさんにプロポーズする時に贈ったルビーの指輪が保管されているということです。今では、プロポーズはダイヤモンドの指輪を送るのがスタンダードになっていますが、指輪を差し出して求婚するプロポーズをするスタイルのもとになったのは、ルビーの指輪でした。その指輪に使われている赤い石がルビーなのか、またルビーだったとしたらミャンマー産ルビーなのか?それを確かめるためにやってきました。歴史的な指輪を解説している書籍では、この時代の欧州では、まだルビーとスピネル、ガーネットを見分けることができなかったため、赤い石をすべてルビーと呼んでいた…と記述されています。(ミャンマーやインドなどのアジアでは、2000年前には、すでにルビー、スピネル、ガーネットは見分けていましたが…)もともとは、農民出身で、キリスト教徒になって、苦行を重ねて聖書の博士になった人です。その後、司教まで出世したが、宗教の力が権力となって一般市民を抑圧するのはおかしいぞ!…と宗教改革を先導、プロテスタントの礎を築いたまっすぐな人だったそうです。ルビーの指輪でプロポーズ…史実を確かめたいと思います。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁

株式会社モリス 代表取締役社長

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