モリスルビー22SR0129

 

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モリスルビー22SR0129

カラット 0.23ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質) Jewelry
Size(サイズ) 4.0/3.4/1.8

ルビーの特徴

素晴らしい彩度、そしてルーペで見なければ小さな結晶インクルージョンが見えない程の高い透明度、ほんの少し青味を感じさせるちょうど良いピンキッシュな色調(好みにもよりますが…サイズを考えると色調のバランスも素晴らしいと思います)、キラキラとした輝きが結晶の奥から湧き上がってくる素晴らしい天然無処理で美しいミャンマー産ルビーです。同国、中北部第二の都市マンダレーからシャン州の山奥に向かって6時間ほど自動車で走ったところにある世界的に有名なルビー鉱山モゴック(Mogok)で発掘された原石をヤンゴンで、オーバル型のミックスドカットに磨きました。サイズは、縦4.0㎜/横3.4㎜/深さ1.8m、重さは0.23ct、楕円形の輪郭に、クラウン側(宝石上面)には、テーブルとスター型のファセット(切子)面をつけ、パビリオン側(宝石下面)には、ステップを4段階つけました。縦横の寸法に対して深さが不足しており、普通でしたらフェイスアップで見た場合(上からの姿)、ウィンドウと呼ばれる輝きの少ない部分が目立つところですが、このルビーは見た目が大きいのに、ウィンドウがありません。パビリオン側のキューレットと呼ばれる尖った部分の場所が良いところにあることと、ガードル(輪郭)からキューレットにかけての角度とそれを囲むファセットの大きさのバランスが良いからですが、これは、原石の時の形に影響を受けます。要するに、このルビーは生まれつきプロポーションが良かったのです。宝石品質判定のクオリティスケール上で見た場合、美しさは「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡は「#4.5」、品質を3つのゾーンに分けた場合、JQジュエリークオリティ(高品質)です。私個人の考えですが…サイズの小さなルビーに関しては、色の濃淡#4は、ジュエリーに装着したときにルビーの魅力を最も楽しめる濃淡だと思います。もちろんルビーとしてジェムクオリティである#5~#6の方が好きだという方が多いのも事実ですが…。更に、ルビーの質によっては、#7の方が高級に見えることがあります。やはり、ルビーを観る時に一番大切なポイントは、好きであるかどうか?という主観的な部分だと思います。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁

株式会社モリス 代表取締役社長

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