モリスルビー22SR0131

 

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モリスルビー22SR0131

カラット 0.22ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質)
Size(サイズ) 3.7/3.4/2.0

ルビー(天然無処理)

ミャンマー産 天然無処理ルビー モリスルビー22SR0131 0.22ct Myanmar

ルビーの特徴

これぞルビーという素晴らしい色調と高い透明度と彩度、そして原石の生地を大切に、なるべく大きく結晶の生地を残しながらバランスの良いラウンド型ミックスドカットみ磨いた天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、中北部の中山間地域にあり、500年に渡り世界的に名の知られるルビーを産出し続けてきた鉱山Mogok(モゴック)で発掘されました。サイズは、縦3.7㎜/横3.4㎜/深さ2.0㎜、重さは0.22ctです。ガードル(宝石を上面から見た時の輪郭部分)の端に小さな生地不足をご覧いただけると思います。これは、結晶の表面に残った原石の肌で、このルビーが、今から2000万年前に地下40㎞の深いところで結晶した時の跡です。加熱処理をしたものや他の産地のものと比較して段違いに希少性が高いミャンマー産の天然無処理で美しいルビーによく見られますが、私個人的には、この生地不足があると原石の肌が見えるとホッとします。もちろん、リカット(再研磨)すると消えてしまいますので修正はできますが、残しておきたいと思います。工業製品に慣れてしまっている私たち日本人は、宝石の外観が左右対称、割れ欠けなしが良いと思ってしまいます。さらにインクルージョンのことを「キズ」なんて言う方もおられるのが残念です。私が20数年、天然無処理で美しいミャンマー産ルビーを見続けていきましたが、インクルージョンの無かったルビーは見たことがありませんし、それぞれが違います。宝石ルビーは、私たち人間と同じ個性です。欧米のジュエラーから「日本人は、宝石を工業製品みたいな価値観で見るけど、それだったら人工合成石がいいのに…」という意見を聞きますが、それは100年前にフランスから大量に「ルビーの人工合成石」を本物として集めた歴史があるからだと思います。手放すときに宝石として価値が無いことが分かったから「宝石には価値があって無いようなもの…」なんて意味不明な言葉が生まれたのだと思います。…ということで、この天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、美しさ「A」色の濃淡「#5」、品質をクオリティスケール上で3つのゾーンに分けると、ジェムクオリティ(最高品質)、小さくても立派なホンモノの宝石です。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁

株式会社モリス 代表取締役社長

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