モリスルビー22SR0143

 

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モリスルビー22SR0143

カラット 0.20ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質) Gem
Size(サイズ) 3.9/3.4/1.8

ルビー(天然無処理)

ミャンマー産 天然無処理ルビー22SR0143 0.20ct Myanmar Gem

ルビーの特徴

0.20ctと小粒だが、少しの青味を帯びながらしっかりとしたコクのある色調、高い透明度、そして彩度の高さが特徴的な天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、中北部の中山間地域、世界でもルビーの産地として知られるモゴック(Mogok)で産出された小さな原石をオーバル型のミックスドカット(楕円形の輪郭に、上半分がテーブルとスター型のクラウン部分と下半分にステップをつけたルビーで一番多いスタイル)に磨きました。サイズは、縦3.9㎜/横3.4㎜/深さ1.8㎜、重さは0.20ctです。このルビーのインクルージョン(内包物)を顕微鏡で拡大して行くと、小さな結晶インクルージョンと天然の液体インクルージョンが見えてきます。液体インクルージョンとは、約2000万年前に地下40㎞でこのルビーが結晶した時に、取り込まれた窒素ガスなどが液体化してルビーの中に取り残されたものだと言われています。人の指紋のように見える時があり、フィンガープリントとも呼ばれます。
この液体インクルージョンは、天然無処理のものですが、液体インクルージョンは、加熱処理をして人為的に美しさを改良する際にも内包されます。ボラックス(ホウ砂)が溶けてルビーの内部に煙草の煙のような姿、白っぽい姿で残存することがよくあります。ウィップス状液体インクルージョンと呼ばれます。人為的に処理をして美しさを改良したモノと天然無処理で美しいものは、品質判定時のクオリティスケールも別のものを使いますので、同じルビーという名前でも別物と考えた方が良いでしょう。処理の有無は、宝石としての価値に大きく影響します。鞭状(ウィップス状)に変形した液体インクルージョンは、加熱処理をしたルビーの特徴ですので、気を付けて見分けて下さい。さて、このルビーを宝石品質判定、天然無処理で美しいミャンマー産ルビーのクオリティスケールで見た場合、美しさは「A」、色の濃淡は「#4」、クオリティを3つに分けた場合、ジュエリークオリティ(高品質)の枠に入ります。結婚指輪などにピッタリのルビーだと思います。おふたりの結婚のシンボルになって、たくさんの思い出と共に、次の世代にも受け継がれていくでしょう。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁

株式会社モリス 代表取締役社長

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