モリスルビー23MKMR002

 

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モリスルビー23MKMR002

カラット 1.58ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質) Jewelry
Size(サイズ) 6.5/6.4/4.7

ルビーの特徴

おにぎりのような三角形、それも輪郭が生地不足でこぼことしたプロポーションとほんの少し青味を感じさせる色調と透明度の高さ、彩度の高さ、どれをとってもキャラクターを感じさせるかわいらしい天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、同国最北部カチン州にある幻のルビー鉱山ナヤン(Nam-Ya)で発掘されたマクルの原石、結晶の生地を大切にしながら磨きました。リカット(再研磨)できる余地が山ほどあるのに、既にルビーとしての魅力が満載です。(輪郭の修正、パビリオン側の角度を調整すれば驚くほどテリが増して、結晶の奥から湧き上がってくるモザイク模様が出てきて万華鏡のような輝きになるでしょう)そして1.5ctを超えるサイズが残っています。サイズは、縦6.4㎜/横6.5㎜/深さ4.7㎜、縦横のサイズに対して深さが十分に確保されているため、パッと見た時のサイズより少し小粒に見えますが、その代わりに結晶の奥からキラキラとした輝きが湧き上がってきます。天然無処理で美しいミャンマー産ルビーの場合は、縦横と深さの関係は、元からの結晶のプロポーションに左右され制約が多く、私たち人間が変更できないのです。このルビーの奥行きのある輝きも原石の結晶の形によって生まれたものです。重さは1.58ctと堂々としたサイズ感です。このルビーを宝石品質判定のクオリティスケール上で見た場合、美しさ「A」輝きがあり美しいもの、そして色の濃淡は「#4.5」、品質を3つのゾーンに分けた時、ジュエリークオリティ(高品質)になります。顕微鏡でこのルビーの内なる世界を覗いてみると、針状のルチルの結晶が絹を編んだように見えることからシルクと呼ばれるインクルージョンが見えてきますが、他の産地と比較して細かく内包されるのがナヤン鉱山で産出するルビーの特徴で、その透明度の高い結晶の中に細いシルクがくっきり浮かび上がってきます。パッと見たら少しラフな感じがする外観からは想像もできない繊細さを感じさせてくれます。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁
株式会社モリス 代表取締役社長

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