モリスルビー23MKMR006

 

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モリスルビー23MKMR006

カラット 1.13ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質) Gem
Size(サイズ) 6.4/5.2/3.6

ルビーの特徴

ルビーらしい色調と薄っすらとシルクインクルージョンが内包されていることで優しい感じの輝きを放つ天然無処理で美しいルビーは、ミャンマー中北部の中山間地域にあるルビー鉱山モゴック(Mogok)で発掘されて原石をヤンゴンで、オーバル型のミックスドカットに磨きました。12時方向に少し生地不足を残していますが、通常の人為的に加熱処理などがされたルビーとは違い、無処理の結晶は原石自体が驚くほど希少なことから、大きさを優先するため、ガードル(フェイスアップ見た場合の輪郭)の部分に生地不足があるのが普通です。サイズは、縦6.4㎜/横5.2㎜/深さ3.6㎜、重さは1.13ctと迫力のある大きさがあります。もし、形を完全なオーバル型に成形すると、1.08ctぐらいになったでしょう。上手く研磨されていると思います。宝石品質判定は、宝石の種類、原産地、処理の有無、美しさ、色の濃淡、欠点、サイズの7項目をそれぞれ見分けて、その宝石の品質を見分けるものですが、種類、原産地、処理の有無を明らかにするには、鑑別をする眼と原産地での仕事が重要になります。23年前からモリスが原産地に居続ける理由です。しっかりと確認した上で初めて審美があります。美しさのスケール5段階と色の濃淡(トーン)7段階の35マスに分けて、そのルビーが、どこに入るか?というモノサシです。そして、そのクオリティスケールで、GQジェムクオリティ、JQジュエリークオリティ、AQアクセサリークオリティの3つのゾーンに分けて、それぞれの出現率(鉱山でどのくらい産出するか?)、需要(市場でどのくらいの人気があるか)のバランスを見て価値判断します。このルビーを宝石品質判定のクオリティスケール上で見た場合、美しさは「A」輝きがあり美しいもの、このルビーの魅力は、色の濃淡は「#5」、品質を3つのゾーンのGQジェムクオリティに入ります。ミャンマーの鉱山で採掘していると研磨後に1ct以上の重さが残る無処理で美しいルビーの出現率はとても低く、モリスが採掘していた時、私たちの鉱区では、1年に1個産出するかどうか…といったレベルの品質です。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁

株式会社モリス 代表取締役社長

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