モリスルビー23MKMR007

 

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モリスルビー23MKMR007

カラット 1.08ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質) Gem
Size(サイズ) 5.0/4.9/4.3

ルビーの特徴

クッション型、ゴロっと深さのある贅沢な結晶、素晴らしい深紅の色調とスカッとした驚きの透明度、そして彩度の高さが特徴的な天然無処理でとても美しいミャンマー産ルビーは、最北部カチン州にある幻のルビー鉱山ナヤン(Nam-Ya)で発掘された原石をヤンゴンで、クッション型のミックスドカットに研磨しました。重さは1.08ct、縦横が5.0㎜/4.9㎜、そして結晶の深さが4.3㎜もある非常に立体的なルビーです。ナヤン産のルビーの特徴は、結晶に引き締まった感じがあり、インクルージョンが少なく、小さいことです。モリスが、エタニティリングで使う2㎜ぐらいのメレサイズのルビーがほとんどナヤン産であり、隣に並んだダイヤモンドにも劣らないキラキラとした輝きを放っています。「小さく透明度が高い」という特徴があります。これは、漂砂鉱床の特徴でもあり、以前にダイヤモンド(世界文化社)の著者であり、宝石品質判定の生みの親である、諏訪貿易の諏訪会長に、ダイヤモンドもプライマリーソース(母岩に着いたままのダイヤモンドを掘削しながら採掘する方法)と比較して漂砂鉱床(セカンダリーソース)は、小さいが透明度が高く、品質が高い…と聞いたことがあります。ルビーも同じであり、太古より、自然の浸食作用によって、結晶の弱い部分は削り取られ、芯の部分が発掘されるから…であるかも知れません。深さがあるためフェイスアップ(上から見た姿)こそ、1ctサイズのルビーとしては少し小さく感じますが、その代わり奥行きに十分な結晶の生地があることから奥から湧き上がってくるような輝きがあります。大自然の造形美である天然無処理で美しいルビーらしい形だと思います。宝石品質判定のクオリティスケール上で見た場合、美しさは「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡は「#5.5」、そしてクオリティスケール上で品質ごとに3つのゾーンに分けた場合、堂々のジェムクオリティ(最高品質)です。ジュエリーに仕立てる際には、この高品質のルビーは、是非、指輪にしてほしいと思います。手の上で、キラキラとルビーの輝きを放って、元気づけてくれると思います。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁

株式会社モリス 代表取締役社長

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