モリスルビー23MKMR009

 

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モリスルビー23MKMR009

カラット 1.22ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質) Jewelry
Size(サイズ) 6.0/4.8/4.6

ルビーの特徴

若干の青味を感じさせながらもしっかりとした赤色の色調と彩度の高さが素晴らしい天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、同国中北部にある世界的に有名なルビー鉱山モゴック(Mogok)で発掘されました。サイズは、縦6.0㎜/横4.8㎜/深さ4.6㎜、重さ1.22ctのオーバル型ミックスドカットに仕上げました。地下40㎞の深さで結晶した特別なルビーは、紫外線に当たった時に鮮赤色に輝く性質があり、それを産出するミャンマーのルビー鉱山については、色々な説があります。ビルマ王国だったころに中国の昆明にルビーが伝わり、シルクロードを通って欧州に伝わったという話や、今は、鉱脈としては枯渇していますが、ミャンマー産と同じ接触変成岩起源のルビーがアフガニスタン、タジキスタン、パキスタンでも採れたと考えられており、そのルビーが、トルクメニスタンを通ってイスタンブールに伝わったという説など、諸説があります。古代エジプトの時代に伝わったルビーは、ミャンマー産と同じ質のアフガニスタン産ではないかと考えますが、どちらにしろ、かなり古くから特別な宝石として西側へ伝わっていたようですが、史実としては、1520年にポルトガル人のドゥアルテ.バルボサが、世界一周の大航海を成功させたマゼラン艦隊に同行し、金よりも価値の高いルビーがビルマ(現在のミャンマー)にある…と書物に記したことで、欧州にミャンマー産(その当時はビルマ)ルビーの存在が知れ渡たり、欧州人がビルマに押し寄せるキッカケになったと思います。その太古よりお宝の頂点にあった天然無処理で美しいミャンマー産ルビー、このルビーもそれです。さて、このルビーを宝石品質判定のクオリティスケール上で見た場合、美しさ「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡は「#4.5」、品質を3つのゾーンに分けた場合、JQジュエリークオリティ(高品質)です。地質学的に、世界的にみてもインドの北西部、北東部のごく一部でしか確認できていない接触変成岩を母岩としたミャンマー産ルビーが特別な理由です。宝石の価値は、品質、希少性だけではなく、歴史的背景、伝統と慣習も大きく影響するという話です。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁

株式会社モリス 代表取締役社長

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