モリスルビー23MKMR011

 

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モリスルビー23MKMR011

カラット 1.00
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質) Gem
Size(サイズ) 6.0/5.4/4.0

ルビーの特徴

青味をほとんど感じさせない素晴らしい色調と彩度、明度が高い、何よりもその個性的な、まるでネックレスかドロップ型のイヤリングのために生まれてきたかの形の天然無処理で美しいミャンマー産ルビーです。優しくも明るい赤色に輝くのは、細かいシルクインクルージョン(ルチルの針状結晶)がちょうどいい密度で結晶に内包されているからでしょう。モゴック鉱山(Mogok)で発掘された原石の形を活かし、ペアーシェイプに磨きました。サイズは、縦6.0㎜/横5.4㎜/深さ4.0㎜、重さは1.00ctです。この個性的なルビーを宝石品質判定のクオリティスケール上で見た場合、美しさは、「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡は「#5」、品質を3つのゾーンに分けた場合、GQジェムクオリティ(最高品質)です。前述のとおりペアーシェイプ(梨型)になった理由ですが、発掘された時の原石が三角形で、結晶の生地をなるべく大きく残そうとオリエンテーションを考えた結果、この形になりました。モリスが最北部カチン州のルビー鉱山ナヤンで採掘をしていた頃に感じたのは、宝石学の教科書ではルビーは六方晶だとされていましたが、実際の現場では、六角形(鉛筆のような形)、両端を半分削った鉛筆のような六角形や削る前の鉛筆の形六角形、そして三角形の面で囲まれた菱面体、板状の結晶(斜方晶系)…また、ダイヤモンドのソーヤブルのような形のルビーの原石も出てきました。分類をしていくのは、学者さんのお仕事だと思いますが、大きく分けても3種類、細かく分けると10パターン以上ありました。この様に大自然の造形美であるルビーの原石は、同じ鉱物コランダム(Al²O³)という分類であっても、環境によって全く違う形に育つのだと感じた経験があります。しかし、なぜその形で産出するのか?という理由は、どの文献でも見たことがありません。ルビーの人工合成は、1883年に既にフランスのベルヌイ博士によって成功していますし、その後も様々な人工合成技術が発明されていますが、化学的な知識でもって、大自然のごく一部について言葉を使って説明しているだけに過ぎないのかも知れません。人間は、まだまだ分からないことだらけで、このルビー(大自然の造形美)から学ばせて貰わないと…と思います。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁

株式会社モリス 代表取締役社長

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