モリスルビー23MKMR017

 

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モリスルビー23MKMR017

カラット 1.08ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質)
Size(サイズ) 5.4/5.3/4.1

ルビーの特徴

ほとんどインクルージョンがない驚くほど高い透明度の1ctを超える重さのルビーは、とても希少性が高く、若干の青味を帯びた色調が特徴の天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、コレクターの方にお勧めできるものです。ただ、サイズ的に縦5.4㎜/横5.3㎜/深さ4.1㎜(76%)縦横の割合に対して少し深さが大きいのが唯一残念なところです。大自然の造形美であり、1ctを超えるサイズのルビーに出会えることだけでも稀有なことですので、少し顔の小さなルビーぐらいに思って大切にしてあげないといけないと思います。背の高いルビーについて、追加で説明をさせていただきたいのですが、縦横のサイズに対して深さが深いものは、見た目が小さくなる部分が少し寂しいところですが、その代わりに、結晶の奥から湧き上がるような輝きが強くなります。特に強い光が当たった時の圧倒的な輝きをみれば、多少見た目が小さくてもいいのではないか…と感じるほどです。原産地のミャンマーでは、この深いルビーを「リッチなルビー=お金持ちのルビー」と呼びます。真意のほどは、よく分かりませんが、見栄を張らないでしっかりと結晶の生地があるからだと思います。
このルビーは、まさに現地でいうところのリッチなルビーだと思います。天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、最も大きなサイズが少ない宝石ですので、ジュエリーとして仕立てるときの構想がとても大切になってきます。輝きの強い小粒なダイヤモンドで周囲を取り巻いた形、またダイヤモンドと交互に小さなルビーを添えてあげると、メインストーンの強い輝きと相乗効果が出ると思います。さて、このルビーを宝石品質判定のクオリティスケール上で見た場合、美しさは「A」輝きがあり美しいもの、もしもほんの少しの青味がなければ「S」の判定だったでしょう。それだけレベルの高い結晶です。そして色の濃淡は「#4.5」、品質を3つのゾーンに分けるとJQジュエリークオリティ(高品質)です。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁

株式会社モリス 代表取締役社長

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