モリスルビー23MKMR019

 

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モリスルビー23MKMR019

カラット 1.09ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質) Jewelry
Size(サイズ) 5.8/5.1/4.1

ルビーの特徴

少し青味を感じさせるミャンマー産らしい色調と上面から見た時に、テーブル面からシルクインクルージョン(ルチルの針状結晶がシルクを編んだように交差して内包されたもの)が少し多めに内包されているためにパビリオン側からのキラキラした輝きを吸収するような形になっており、良く表現すれば柔らかい輝きになっています。そして、少しルビーの色に色ムラがテーブルの2時方向にありますが、天然無処理で美しいミャンマー産ルビーで1ctを超えるものは、とても希少性が高く、特に欠点として考える必要はなく、このルビーの個性として考える方が良いでしょう。色ムラというのは、ミャンマー産ルビーの場合は、着色要因がCr(クロム)であり、そのクロムの含有率のムラによって赤色の弱い部分として見えるもので、破損の原因になるものではありませんが、もちろん無い方が良いのですが、ジュエリーの枠に装着すると、ほとんど分からなくなります。それよりもプロポーションの良さによってパッと見たら品質以上の存在感、美しさを発揮するでしょう。モリスではルース(裸石)の状態で、このルビーの特徴、個性として見ておいていただきたいと思います。サイズは、縦5.1㎜/横5.8㎜/深さ4.1㎜、重さは、前述のとおり、堂々の1.09ctと存在感のある大きさがあります。ミャンマー(鉱山を調べて下さい)ルビー鉱山(鉱山名)から産出された原石をオーバル型のミックスドカットに磨きました。宝石品質判定のクオリティスケール上で見た場合、美しさは、「Aマイナス」色ムラがテーブルの下にあること以外は、輝きがあり美しいものですので、「マイナス」の表示をしております。色の濃淡は「#4」で、品質をクオリティスケールの上で3つのゾーンに分けると、ジュエリークオリティ(高品質)になります。このルビーの素晴らしいところは、そのプロポーションです。縦横のバランスに対して充分な深さが確保されており、強い光に当たった時に立体的な美しさを発揮します。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁

株式会社モリス 代表取締役社長

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