モリスルビー23MR0008

 

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モリスルビー23MR0007

カラット 0.48ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質) Jewelry
Size(サイズ) 5.1/4.5/2.8

ルビーの特徴

透明度と彩度が高く、プロポーションの良い天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、同国最北部カチン州にある幻のルビー鉱山ナヤン(Nam-Ya)で発掘された原石をオーバル型のミックスドカットに磨きました。サイズは、縦5.1㎜/横4.3㎜/深さ2.8㎜、重さは0.55ctとある程度の大きさが確保されており存在感があります。プロポーションが良いものの少し歪んでいる部分が、天然無処理で美しいルビーらしいと思います。そして、少し紫味が強いのもナヤン産ルビーの特徴の一つですが、キリッとした輝きによって引き締まった感じがあり、とても味のあるルビーです。ナヤン鉱山のルビーは、同じくミャンマーで天然無処理の美しいルビーを産出するモゴック鉱山産と比較すると結晶の透明度が高く、小粒な結晶が多い傾向にありますが、産出する原石がすべて漂砂鉱床(セカンダリーデポジット)であることも影響しているのかも知れません。このルビーを宝石品質判定のクオリティスケール上で見た場合、美しさは「A」輝きがあり美しいもの、そして色の濃淡は「#4.5」、サイズから考えると、#4.5はちょうど良い濃淡であると思います。ビューティースケールで「S」と「A」の「#5」と「#6」の4マスに入るものをジェムクオリティとしますが、この紫味の強い色調のルビーでは「#6」では少し濃淡が濃すぎるかも知れません。色の濃淡については、見る人の好みが大きく影響しますので、一概に言えませんが、0.5ctサイズの紫味の強いルビーだと、#4.5~#5.5がベストな色の濃淡だといえます。品質をクオリティスケール上で3つのジェムクオリティ(最高品質)、ジュエリークオリティ(高品質)、アクセサリークオリティ(宝飾品質)の3つのゾーンに分けると、ジュエリークオリティに入ります。0.5ctを超える天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、メインストーンとして、ジュエリーに仕立てた場合、ある程度の存在感がありますので結婚指輪などの大切なイベントで活躍するでしょう。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁

株式会社モリス 代表取締役社長

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