モリスルビー23MR0010

 

Contents

モリスルビー23MR0010

カラット 0.52ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質) Jewelry
Size(サイズ) 5.8/3.6/2.7

ルビーの特徴

優しい感じを受ける色調と素晴らしい透明度、そして彩度の高さ、そして縦5.8㎜と1ctのルビーに見えてしまう長細い天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、同国最北部カチン州にある幻のルビー鉱山ナヤン(Nam-Ya)で発掘された長細い原石の形を活かし、モリスSGカットの考え方でファセットをつけ縦横5.8㎜/3.6㎜、深さ2.7㎜に磨きました。結果的に面白い形のオーバル型のミックスドカットになりました。重さは0.52ctです。既存のオーバルミックスドカットにしたとしたら、恐らく0.35~0.40ctの大きさになっていたでしょう。鉱区で採掘を続けた日を思い出すと、産出されるルビーは、2つと同じ形、同じサイズ、同じ色目の原石はありません。すべての原石が個性です。その貴重な天然無処理で美しいミャンマー産ルビーの結晶を磨いていくとき、形にバリエーションがあるのは、当たり前です。そして仕上がった時に、それぞれの原石が持つポテンシャルが最大に発揮できているかどうか?は、正直なところ私たちにも分かりません。だからこそ、最低限の研磨で、なるべく大きく生地を残した状態にしたいのです。磨くことはいつでもできますが、一度失ってしまった生地は、二度と戻ってきません。2000万年前に地下40㎞で産まれた結晶が私たちと出会えたのは奇跡なのです。作業したゾーミンチョーには、そのことが分かっています。宝石の世界は、採掘する人、原石の仕分けをして形を決める人、研磨する人、インクルージョンなどそのルビーの検査をして結果報告書をつくる人、そしてジュエリーの構想を考える人、ジュエリーを製作する人、そして、それを皆様に紹介する人…と効率を考えると別々の組織で行われるのが普通ですが、モリスでは、効率が悪く面倒でも、すべてにかかわることが重要で、ルビーに触れるすべての人がどういう想いなのか?はとても大切なことだと思っています。さて、このルビーの品質は、クオリティスケール上で、美しさ「A」、色の濃淡「#4.5」のジュエリークオリティ(高品質)です。まず、手の上にのせていただき「好き」かどうかを感じていただければ幸いです。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁

株式会社モリス 代表取締役社長

Contents
閉じる