デザイン構想から形へ

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デザイン構想から形へ

モリスの代表作の“アラベスクリング”をエンゲージリング(婚約指輪)にしたいと考えました。「アラベスク」とは「アラビアの」と言う意味ですが、紀元前より人間が悪天候や動物、邪気などから身を守ると言う意味で、蔦(ツタ)を家の周りに這わせたことから、蔦はお守りとして意味づけをされ、蔦紋様となり中東の独特な柄の中に取り込まれました。
“お守り”がコンセプトのリングを彼女に贈ることで、「自分が貴方を守ります」という、言葉の代わりにしてほしいと思います。

デザインをモリスでは「構想」と言いますが、構想を考えたあとは形にするために、製図を起こします。今回はメインの宝石をダイアモンドにして製図を起こしました。ルビーはお守りの石ですので、側面に小さいルビーを入れることにしました。
後でやっぱりこうした方がいいと思うことはありますが、最初から完璧を目指すことは不可能です。まずは今考えられる構想から製図にしてみる。そしてそこから3D画像(CAD)を作成します。 

まずはCADが出来ました。一見、雰囲気はあっていますが、自分の中では全く違うものが出来てしまいました。これから直していきます。

この記事を書いた人

梅澤店長
株式会社モリス
モリス銀座店 店長