09SR0286
カラット | 0.07ct |
Origin(産地) | Myanmar |
Quality(品質) | Jewelry Quality |
Cut(カット) | Brilliant cut (round shape) |
Size(サイズ) | 2.5㎜/2.5㎜/1.6㎜ |


小粒ながら本格的なルビー色を持つ力強いルビー
このルビーは小粒ながら本格的なルビー色を持つ力強いルビーです。何億年という長い時間をかけて大陸が動き、生命が海の中で生きて、2000万年前に地下40㎞で結晶した原石は、今から10年前に地表でモリスと出会った。私たちが初めてこの原石に触れた人類であり、それをこうやってホームページで紹介できることを誇りに思いますし、素直に嬉しく感じます。宝石と同じ化学組成のモノを人工的に合成できる時代になりましたが、宝石は、人間がつくれないモノであることが定義です。要するに自然の造形美なのです。よく「人工的なものと天然のモノをどうやって見分けるのか?」と質問を頂戴します。今では、化学的な分析で天然のモノと人工的なものは鑑別できる技術もありますが、答えは簡単です。天然無処理で美しいルビーに囲まれて仕事をしていると、インクルージョン(内容物)を見た瞬間に分かります。処理をして美しさを改良しているルビーかどうかについても同じことです。それは、人には感性があるということです。皆さんが、人間の形をしたロボットと本当の人間を見分けられるのと同じで、なぜ分かるのですか?と聞かれても「全く違うから、分かるのです」と答えるしかありません。具体的には、色々な方法がありますが、見慣れると簡単に分かります
今から100年前には「ルビー」として大量に販売されました人工合成石
実は、人工合成石は、今から100年前には「ルビー」として大量に販売されました。祖父、祖母の時代のルビーの多くが人工合成石であるのは、その為です。天然石よりも見た目が美しいので、その当時、販売された値段は、天然ルビーより高かったそうです。今では1ct当たり数百円、ホームセンターなどで見ることがあります。その人工合成石を本物の宝石と信じ、思い出のルビーと思って大切にしていた人が、人工的なモノだったと分かった時の表情を見たことがあるでしょうか?「騙された!」という怒りよりも「え…それでは私の思いでは…嘘だったの?」という悲しみです。私たちモリスは、その場面に幾度となく直面してきました。経年変化のない結晶は、100年経っても全く変わりませんので、売れるから作る行為を繰り返すと世の中に無数に増えてしまい、希少性は低下していきます。
天然無処理だけを扱うのは、受け継がれる瞬間に思い出が輝くようにしたいから
宝石だと思っていたモノが宝石ではなくなってしまうのです。当たり前のことですが、作って売る人には100年後のことは分からないから経済的価値があればそちらへ行ってしまう。「天然無処理で美しいルビーだけを取り扱うなんて自殺行為だ」と何度も同業の諸先輩に助言をいただきましたが、モリスが20年変わらず、それだけをお届けする理由は、受け継がれる瞬間に思い出が輝くようにしたいからです。この小さなルビーもいつか、誰かに受け継がれる時が来ます。この2.5㎜の小さなルビーは100年後に、どこかの宝石商に「これ…譲って下さい!」と言われると思います。その時は、着けていた人のたくさんの幸せと喜びを覚えていることでしょう。
Inclusion (ルビーの内包物)
天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。


Silk( 60x ) inclusion

Crystal ( 60x ) inclusion
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