11DR0074
カラット | 0.08ct |
Origin(産地) | Myanmar |
Quality(品質) | Accessory Quality |
Cut(カット) | Brilliant Cut |
Size(サイズ) | 2.5㎜/2.5㎜/1.6㎜ |


紫味が少し強いピンキッシュルビー
紫味が少し強いピンキッシュルビーは、ミャンマー最北部カチン州のナヤン鉱山で採掘されました。丸い原石をラウンドブリリアントカットに磨きました。このルビーは、少し黄色味の強い光の下で見た時にキューレット側から湧き上がってくるような輝き、ピンクとオレンジ色を混ぜたような不思議な色味、不思議な魅力を放ちますが、白色光の下では、ピンキッシュルビーとして少し色調に青味が強すぎるためアクセサリークオリティと判断しました。パープルサファイアとして見た場合には、充分ジュエリークオリティとしてあげて良いと思います。どちらにしろ、宝石として販売される時の価格は同じです。
宝石名(呼称)と価格の話
ここで、宝石名(呼称)と価格の話について、ルビーは(Al²O³)サファイアと同じ鉱物名「コランダム」です。そこに微量元素のクロム(Cr)が入るとルビーになり、鉄(Fe)とチタン(Ti)がセットでコランダムに入るとブルーサファイアという宝石になります。両方とも同じ鉱物コランダムで、赤いモノだけを宝石名がルビーになり、その他の色は、ピンクサファイア、イエローサファイア、オレンジサファイア、パープルサファイア、ヴァイオレットサファイア、グリーンサファイア等々サファイアと呼ばれます。問題は、淡いルビーのことをピンクサファイアと呼びますが、ピンクサファイアとルビーを分けるため判断基準、その境目は、鑑別業者によって違います。こっちはルビー、あっちはピンクサファイア…と呼び名が違ってしまうことがあります。同じコランダムであっても、やはりルビーが飛びぬけて高額で取引される為、分析結果報告書(鑑別書)に宝石名ルビーと記載されるか?ピンクサファイアと記載されるか?という問題は、鑑別書に書かれたことを重視している方には大切なのでしょう。しかし、ピンキッシュルビーと呼んで、ピンクサファイアの価格でお届けすれば、ホットケーキというかパンケーキというかの違いぐらいだと思います。
大切なのは呼び名ではなく、その宝石がどの様なモノなのか
宝石は、分かり難いので、どうしても鑑別書(分析結果報告書)などの書類に何が書いてあるか?は気になるところだと思いますが、その書類の名前が何かよりも、その宝石がどの様なモノなのか?少なくとも品質ぐらいは確認しておきたいところです。この個性の強い、天然無処理で美しいミャンマー産ピンキッシュルビーは、呼び名についてそう感じさせてくれます。
Inclusion (ルビーの内包物)
天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。


Crystal (80x) inclusion

Silk (80x) inclusion
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