19AT0021 もも
カラット | 0.12ct |
Origin(産地) | Myanmar |
Quality(品質) | Accessory quality |
Cut(カット) | MORI'S SG cut |
Size(サイズ) | 3.3mm/2.5mm/1.4mm |

甘い桃の実のようで、何とも愛らしいルビー
丸くかわいい形の天然無処理のミャンマー産ルビーの原石を最低限に磨き美しくなったところで磨くことをストップしました。甘い桃の実のようで、何とも愛らしいルビーです。品質は高くないですが、私が好きなルビーのひとつです。天然無処理のルビーによく内包されるシルクインクルージョン(ルチルの針状結晶が60度/120度で内包されたもの)が多く、また結晶のひび割れた部分に鉄分と思われるオレンジ色のモノが残っていること、また、梨の形のルースのシュッと尖った部分に色の淡い部分、色のムラがありますので、品質判定をした場合、このルビーは、アクセサリークオリティです。
ルビーの品質の判定
ルビーの品質には、ジェムクオリティ(最高品質)、ジュエリークオリティ(ジュエリーに一般的に使われる品質)、アクセサリークオリティ(アクセサリー宝飾品に使われる品質)の3つがありますが、このルビーは、アクセサリークオリティの判定です。ルビーをご覧いただく方に、お話しすることですが、品質判定は、その宝石の価値判断をする際のモノサシであり、品質が高い方が宝石としての価値、値段は高くなりますが、宝石を選ぶときに最も重要なことは「好きかどうか」という感性です。自然の造形美である宝石ルビーを観賞する時、選ぶときに品質判定は、そのルビーが適正な価格なのかどうか?という目安であり、そのルビーを購入される時は、「欲しい!」と感じられるかどうか?です。
ピジョンブラッドとは?
よく「ピジョンブラッドのルビーはありますか?」という問合せをいただきます。ピジョンブラッドという呼称は、最高のルビーを称えるために昔から使われてきた言葉ですが、少し考えていただきたいのは、ピジョンブラッドというコメントは、誰がしているのでしょうか?その宝石の品質を保証する人ではありません。宝石を採掘することも、リスクを負って売買することもない、そしてルビーの値段をご存じない鑑別業者が、分析結果報告書に「ピジョンブラッド」というコメントすることには、反対です。これもご存じないと思いますが、「非加熱ルビー」という呼び名のルビーは、鑑別書レポートに、「加熱された痕跡が認められない」とコメントされているだけであり、実際に品質保証をするものではないという注意書きが裏に書いているはずです。まずは、書類に何を書いているか?ではなく、そのルビーが好きかどうか?言い換えれば「相性」で選んで下さい。そして、そのルビーの価格が適正かどうか?を判断する時に「品質」の話を聞くことをおすすめします。地球上に2つと同じルビーはありません。ルビーは個性ですし、私たち人も個性。そこには必ず相性があります。
Inclusion (ルビーの内包物)
天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

Silk(70x) inclusion

Silk(70x) inclusion
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