12MR0061
カラット | 0.07ct |
Origin(産地) | Myanmar |
Quality(品質) | Jewelry Quality |
Cut(カット) | Brilliant Cut(Round Shape) |
Size(サイズ) | 2.5㎜/2.5㎜/1.6㎜ |


個性が魅力のルビー
野山に咲く高山植物のように、小さくてもしっかりと輝くかわいいルビーです。ギュッと引き締まった輝きは、ミャンマー最北部カチン州のナヤン鉱山から産出するルビーの特徴です。丸い結晶を活かし2.5㎜のラウンドブリリアントカットに磨きました。少し離れたところから見ると驚くような存在感と奥から湧き上がってくるような輝きに驚かれると思います。始めてごらんになられる方は、「ルビーがこんなに輝くとは思わなかった!」という声が多くあります。ルビーの大きさと色の濃淡の関係について、1ctサイズのモノで最高とされる色の濃淡#6~#5でも0.1ctの小さなものは、#4~#2.5の明るめのモノを選ばれる方が「存在感」という意味では良い選択ではないでしょうか。2.5㎜サイズのルビーでは、このルビーのように色の濃淡#4~#3が私は好きです。
そして、このルビーの内に秘めた魅力がインクルージョンです。
このルビーのインクルージョンは、ミャンマー産ルビーの代表的な2つが確認できます。一つ目はルチルの針状結晶であり、ルビーの結晶の軸に対して60度または120度の角度で確認できます。このルチルの針状結晶は、水晶などでもよく見られ「ルチルクォーツ」などと呼ばれ珍重されます。水晶の中に入いると金色に輝きますが、ルビーの中に入る時には、白い絹に見えるのが不思議です。ルチルという結晶が元々、ダイヤモンドよりも高い屈折率を持つため、ルビーの中に入ったこの結晶に光を当てると、色々な色に反射しますが、それが密集して内包されるとアステリズム効果が出てスタールビーになります。そしてもう一つの結晶インクルージョンは、スタッビィ状結晶インクルージョンと呼ばれます。太古に生きた生物のカルシウムが海の底で堆積し、それが今のミャンマーの場所で地熱によって接触変成岩となった母岩に包まれて結晶したものであり、カルシウムの多い母岩に包まれて結晶したことが良く分かるという意味で、自ら「どこで育ったか?」を主張しているようで私の好きなインクルージョンです。私の経験では、カルサイト(テレビ石)は角のある結晶の形で、スタッビィ(切り株)状の形に見えるのですが、アパタイトの場合はアメーバのようなひょうきんな形に見えることがあります。
Inclusion (ルビーの内包物)
天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。


Crystal(90x) inclusion

Silk(90x) inclusion
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