16SR0021
カラット | 0.31ct |
Origin(産地) | Myanmar |
Quality(品質) | jewelry quality |
Cut(カット) | Mori’s SG cut |
Size(サイズ) | 4.1㎜/3.3㎜/2.7㎜ |


ルビーのビューティースケールで最も美しい「S」
透明度が高くビューティースケールで最も美しい「S」、そしてこの大きさに適した色の濃淡「#4」の七角形のルビーです。原石の持っていた大きさを最大限に残しながら、美しさを表現したいという想いから生まれたモリスのシンギュラリティカットで、七角形に仕上げました。六角形にするにも、八角形にするにも、またエメラルドカットにするにも…どの形をするにも、形を整えるために一部を削り取ってしまわなくてはならず、モリスの職人が考え抜いた末、この七角形が採用されました。
既成のサイズにとらわれないルビーカット研磨職人の技
従来の形に比べて作業時間が長くなるのは、従来からある形であれば、どのくらい削れば既成のサイズになるか手の感覚が覚えていますが、シンギュラリティカットの場合は、磨くたびに作業を止めて、ルーペで確認しないと削り過ぎてしまう可能性が高くなります。職人の集中力が問われる作業であり、この一つの原石に真摯に向き合ってくれる職人に感謝したいと思います。見ているこちら側がハラハラ、ドキドキするのですから、作業をしている本人のプレッシャーははかり知れません。
このルビーの最大の特徴は、その結晶の質の良さ
さて、このルビーの最大の特徴は、その結晶の質の良さです。顕微鏡で確認しないとインクルージョンが見えないほどの透明度と色ムラのない美しい結晶と前述のとおり、色の濃淡が「#4」です。ルビーの色の濃淡について、クオリティスケール上で、「#6」~「#5」が最高品質であるジェムクオリティであり、「#4」は、その次のクオリティであるジュエリークオリティと品質の判断になるのですが(*宝石品質判定について)、私自身、20年以上ミャンマー産ルビーと向き合ってきて感じるのは、0.5ctサイズよりも小さくなってくると「#6」では、光源と光量によっては、黒く、色が濃すぎる印象を持たれることがあります。このルビーに関しては「#4」で良かったと思います。このように、品質判定で使うクオリティスケールは、宝石、ルビーを観る時のモノサシであり基準です。モリスで、ルビーを選ぶときの注意点として説明差し上げるのが、まず最初に、ご自分の感覚で好きなルビーに出会っていただくことが大切だということ。その後で、品質の説明を受けて、なぜその値段なのか?を理解することをおすすめする理由です。
Inclusion (ルビーの内包物)
天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。


Silk( 60x ) inclusion

Crystal ( 70x ) inclusion
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