ルビー専門店モリスルビー／ミャンマー産天然無処理ルビー|モリスルビー専門店ブライダルジュエリー指輪(リング)

17JY0033

カラット	0.47ct
Origin(産地)	Myanmar
Quality(品質)	Jewelry Quality
Cut(カット)	Mori's SG cut
Size(サイズ)	4.8㎜/4.1㎜/2.7㎜

ミャンマー中部のモゴック鉱山から産出された八角形のルビーの原石を形を活かしてファセット面（平らな面）をつけました。自然の形そのものですので、八角形も少し傾いた感じになっていますが、表情があってかわいく感じます。そしてこの写真でもルビーの時計2時方向に結晶インクルージョンが見られます。かなりサイズの大きいモノですので、見えると思います。内包のされ方からカルシウムの結晶（左側の透明な結晶）で「カルサイト」だと思いますが、このルビーが育ったのはカルシウムが主成分の大理石が母岩ですので「母が子の中で結晶している」ということです。このルビーが自分自身で、どこで育まれたのかを主張しているようです。ミャンマーには、このモゴック鉱山とほとんど同じルビーが採掘されるもう一つの鉱山ナヤン「Nam-ya」がありますが、そのどちらにもこのカルシウム起源のインクルージョンである「カルサイト」や「アパタイト」が見られます。また、もう一つの少し金色く輝いて見える結晶は「パルガサイト」と思われます。モゴック鉱山から産出されるルビーに時々見られるインクルージョンです。パルガサイトだけが結晶として産出する時は、緑色のトルマリンに似た感じの結晶か、もしくは明るい緑色の岩石の状態で産出してきます。母岩の中に結晶しているルビーの周りで緑色の岩石が取り囲んでいる姿を見た人はいると思いますが、あれがパルガサイトです。ルビーの中で結晶するとこの様な形で入ります。インクルージョンについては、いいイメージを持っている方もいない方も両方がいらっしゃいますが、私は前者でインクルージョンが無いと、本物のルビーだという自信が持てません。20年以上ルビーを毎日のようにルーペで覗いていて、インクルージョンが無かったルビーは一つもありません。インクルージョンについてネガティブな感覚を持たれている人は、恐らくダイヤモンドの４C「カラー、クラリティ、カット、カラット」の4つをとって「４C」というレポートが広まったことに影響されていると思います。ダイヤモンドはインクルージョンが無い方が良いとされているからです。ルビーの場合は違いますので、インクルージョンはそのルビーの個性として好きになってあげて下さい。時間が経てば、そのインクルージョンが好きなっていくのが不思議です。