18AT0036
カラット | 0.36ct |
Origin(産地) | Myanmar |
Quality(品質) | JewelryQuality |
Cut(カット) | Mixed cut |
Size(サイズ) | 4.5㎜/4.0㎜/2.7㎜ |


まるで芸術品のオブジェのような不思議な形の天然無処理で美しいミャンマー産ルビーです。ミャンマー最北部カチン州のナヤン鉱山で採掘された原石の形をそのまま活かしました。その特徴的な形と4.5㎜×4.0㎜の大きさは、ジュエリーに仕立てると存在感が強まるでしょう。ほんの少し青味が強いルビーですが、ナヤン鉱山産らしい驚くほど高い透明度が特徴です。ルビーの標準的な大きさは、オーバルシェイプ(一般的な楕円形)の場合は、縦が6㎜前後、横幅が4.5㎜前後ですので、パッと見たら1ctを少し下回るサイズのルビーのように見えるはずです。この原石を既存の形にしたら、キューレット(宝石下部の尖った部分)の位置から考えると、直径3㎜のラウンドブリリアントカットになっていたでしょう。透明度の高い結晶が、驚くほどの輝きを発するでしょう。離れたところから見てもキラキラと存在感があり、見る人は、「あれは何の宝石?」と思われるハズです。一般的にルビーといえば、すこしようかんのような、赤いけどキラキラしない宝石というイメージがあるようですが、それは品質のあまり高くない原石に対して、人為的に処理をして美しさを改良したルビーによく見られます。数量的に圧倒的に多いのでそういう風に感じるのでしょう。商業的な側面から考えると、ひとつ一つ違うことは、効率化できない、大量生産に不向きなので仕方のないことかもしれません。アクセサリー、装飾品として着けることを楽しむのであれば、その方が安価にできて良いかも知れませんが、希少な天然無処理で美しいルビーの結晶は、原石の時から全く違う扱いを受けてきた宝の石「ルビー」です。ジュエリーになってお店に並ぶと、その違いは分からなくなってしまいますが、その存在感の違いを原石の時から見ているモリスは、ジュエリーの形も、一つ一つ違っていいと思います。この個性あふれるモリスシンギュラリティカットのルビーは、100年後にどの様な姿で受け継がれていくのでしょうか?今から楽しみですし、人の手でつくることができない自然の造形美がアートの頂点になっていることでしょう。
Inclusion (ルビーの内包物)
天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。


Treacle(40x) inclusion

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