18AT0049
カラット | 0.23ct |
Origin(産地) | Myanmar |
Quality(品質) | Jewelry quality |
Cut(カット) | Mori’s SG cut |
Size(サイズ) | 4.2mm/3.0mm/2.1mm |


原石の形をそのまま活かしたピンキッシュなルビー
原石の形をそのまま活かしたモリスシンギュラリティカットのピンキッシュなルビーです。ひょうきんな形の原石を磨いただけですが、これを研磨する職人は大変です。写真、右下の尖った部分から上に凹面に沿って磨いて行く作業は、凸面を磨く作業よりも工夫が必要ですが、原石がこの形であったことには意味があるのではないか…という気持ちでシンギュラリティカットに仕上げていきます。私たちが命名したシンギュラリティカットとは、シングル…唯一無二の形だという意味に加えて、もう一つの意味が込められています。それは、「特異点」何かの方向性が真逆の方向へ動く点という意味です。逆方向に進むともいえるでしょう。
私たちが自然を作ったのではなく、自然が私たちを育んだ
私たちモリスは2007年から2012年までミャンマー最北部カチン州のナヤン鉱山で採掘をしていました。(現在は、諸事情の為、自社の社員では採掘作業はストップしていますが…)大自然を相手に気の遠くなるような作業を毎日繰り返すときに実感したのは、「私たちが自然を作ったのではなく、自然が私たちを育んだ」ということであり、「自然の美しさや形を崇めることこそが宝石文化」なのではないかということです。100年以上前から、ベルヌイ博士が発明した人工合成石がルビーとして販売されていますが、アルミと酸素とクロムがあれば、品質判定をすれば最高の合成石が生産可能です。当時は本物として販売され、ビルマ産(現在のミャンマー)のルビーよりも高額で取引されたと言われています。しかし、商業的に人の手によってたくさん作られたため、今では1ct数百円で手に入るまで価値は下がりました。たった100年で人間がつくった合成石は、誰も宝石として認められない存在に成り下がりました。人の感性が、宝石として崇める対象ではないことを感じたからだと思います。シンギュラリティのもう一つの意味は、人間が理想とする形に自然を変えるのではなく、自然が人の感性に影響を与える方向にシフトしていく…という気持ちが込められています。このピンキッシュルビーの尖ったいびつな部分を削り取ってよく見るオーバルシェイプにしなかったのは、この形が大自然の造形美だからです。
Inclusion (ルビーの内包物)
天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。


Treacle(50x) inclusion

Treacle(50x) inclusion
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