今日のルビーNo,18JY0016

素晴らしく高い透明度と個性的な形、そしてミャンマー産らしい色調が特徴的なルビーは、ミャンマー中部の世界的に有名なルビー鉱山「MOGOK」から産出されました。モリスのシンギュラリティカットで、原石の結晶の生地を少しでも大きく残しながら、ファセット面をつけて行きました。大きさは、縦5.3㎜/横3.8㎜/深さ2.8㎜、重さは0.42ct（42.。。世に出る…縁起のいい数字で私が好きな番号です）残りました。宝石品質判定のクオリティスケール上では、美しさのスケールで「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡は「＃４」のジュエリークオリティです。さて、モゴック鉱山には、プライマリーソース（一次鉱床…白い岩盤を掘削しながら採掘を進める方法）とセカンダリーソース（二次鉱床、漂砂鉱床ともいわれ、自然の浸食作用により母岩を離れて川底など土砂と一緒に埋もれているルビーを探す方法）の両方があり、600年ほど前から世界的に有名なルビーの産地として知られていますが、最近ではそのほとんどの鉱床が採掘されて資源の枯渇が心配されています。そして、最近のミャンマー国内での政変による混乱で、欧米では、「コンフリクトルビー＝ある一部の人たちのために多くの労働者が奴隷化されている」問題のある宝石だ…という主張がされています。事実を知らない遠く離れた欧米人が、政治的に対立する勢力の資金源だと批判しているのですが、この現場を全く知らない人たちの批判は、的外れだと言わざる得ません。私たちの周りで、奴隷のようにされていた人は見たことがありません。私たちの知らないところに一部の批判されるべき人たちもいるかも知れませんが、ちょっと失礼な話だと感じます。モリスが大切にしたいのは、ミャンマー産ルビーをお宝として大切に持つ方の気持ち、そして何よりも仲間である、現地の採掘する現場で働く人たちの生活と明るい将来です。批判することは簡単ですが、もう少し、ちゃんと調べて貰いたい。日本に信頼される宝石ルビーを届けたい…と、一生懸命に掘って、磨いて、お客様に届けようと奮闘している「現場の人々」がいることを忘れて欲しくない。この個性的な形のルビーは、チームモリスが直接、皆様にお届けする大自然の造形美です。