19AT0035
カラット | 0.79ct |
Origin(産地) | Myanmar |
Quality(品質) | jewelry quality |
Cut(カット) | Mixed cut |
Size(サイズ) | 5.8㎜/4.2㎜/3.4㎜ |


かわいいお米の形をしたルビーの原石を活かした形
ミャンマー産に一番多い赤柴色で、かわいいお米の形をした原石をそのままルビーに最も多く用いられるオーバル(楕円形)型のミックスドカットに仕上げました。通常の形です、1ctを超えるルビーの大きさを確保することができました。少しでも大きく残したいと思う職人たちの気持ちが、その少し歪んだかわいらしい形に表れています。もう少し長細い形であるか、もしくは丸い形にリカット(再研磨)すれば、より宝石として品質は高くなります。
スタールビーという名前をお聞きになられたことがありますか?
また、このルビーは、いつかリカットする時に逆さまにしてカボションカット(丸くツルッとした形)にするも良いと思います。顕微鏡を覗いてみると、カルサイトと思われる小さな結晶インクルージョンに加えてシルクインクルージョンが少し多く内包されているため、透明度は少し低くなっていますが、カボションカットにすれば、スタールビーと呼べるほどではありませんが、どこかに小さなスター(アステリズム)が浮かんでくるかも知れません。丸くカボションカットにした時に六条の線が浮かぶルビーをそう呼びますが、スターが出る理由は、シルクと呼ばれる針状ルチルの結晶が密集して内包されていることによります。
私たちは必ずルーペを取り出してインクルージョンを観ます
私たちは、インクルージョンを観るのがとても好きで、町の中でルビーに出会った時も、必ずルーペを取り出してインクルージョンを観るのですが、以前にある方から「ルビーに質問しているみたいですね…」とコメントをもらって気が付いたことがあります。その通りかもしれません。もう何十年も毎日ルビーのインクルージョンを観ていますが、その時の感覚を言葉にすると「あなたは、どこで育ったんだ?」「どういう育ち方をしたんだ?」「白い母岩だったのか?」「あ~フラクチャー(割れた部分)があるね…」と話をしているような気分でみているのです。私たちモリスでルビーに触れるスタッフに共通しているのは、「あの子」「この子」といういい方をしていることです。「有機物ではない宝石に、人の感情が入っていく」瞬間を目にするたびに、私は宝石文化がなぜ衣食住と同じぐらい古いのか?分かるような気がします。


Crystal (50x) inclusion

Silk (50x) inclusion
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