19JY0005
カラット | 0.42ct |
Origin(産地) | Myanmar |
Quality(品質) | Accessory quality |
Cut(カット) | Mori’s SG cut |
Size(サイズ) | 5.0mm/4.3mm/2.3mm |


本来は、0.2ctの大きさのジュエリークオリティのカボションカットにする天然無処理の原石でした。それをそのまま磨いただけのモリスシンギュラリティカットに仕上げました。結果的に0.4ctを超える大きさが残りました。ただ、表面に大きな生地不足(元々の原石の肌)が目立つため品質はアクセサリークオリティになります。生地不足の部分を削り取って、長細い形に磨くこともできるのですが、それを敢えて残したのには意味があります。大自然の造形美であるルビーの原石は、私たち人間と同じような個性があり、時にそれは私たちが好む形ではないかも知れません。何となく欠けたように見えるこの生地不足を堂々と残したのは、仕上がった時にルビーの検品をするモリスのミヨテさんの判断によるものです。彼は、ルビーの原石をカット研磨する時の形を判断する仕事をしていますので、いつでもこのルビーのリカット(再研磨)をして0.2ct台の完璧なカボションカットにすることはできます。
元々美しい原石を自然の造形美としてどう表現するか?に挑戦するものです
私たちがよく議論するのは、100年後には、人間の価値観が進化しているかも知れない。この原石の生地こそ美しい…とされているかも知れないし、もっとレベルの高い研磨方法が見つかっているかも知れない。その時のために、生地をなるべく大きく残しておきたい。職人さんは、自らのカット研磨技術の高さを見てもらう為に、複雑で見る人を驚かせる芸術作品のように仕上げた宝石を目にします。ドイツのイーダ―オーバーシュタインで研磨された作品は、素晴らしいと感じますが、私たちモリスルビーのシンギュラリティカットは、自分たちの技術レベルの高さを表現するために希少な宝石ルビーの原石を使うのではなく、元々美しい原石を自然の造形美としてどう表現するか?に挑戦するものです。このルビーが、100年後にリカット(再研磨)されることになることを想像すると…なんだか、ワクワクしてきます。そして、この生地不足もネックレスなどのアクセサリーに着けて楽しむときに、そんなに気にならないはずです。
Inclusion (ルビーの内包物)
天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。


Crystal inclusion

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