21MY0038
カラット | 0.63ct |
Origin(産地) | Myanmar |
Quality(品質) | Jewelry Quality |
Cut(カット) | MORI’S SG cut |
Size(サイズ) | 5.0㎜/4.8㎜/3.0㎜ |
ピンキッシュルビーは、発掘された時にハートを思わせる形で生まれました。
このピンキッシュルビーは、発掘されたままでハートを思わせる形をしていました。その形をファセット(平らな切子)面をつけ磨き上げました。天然無処理で美しいミャンマー産ピンキッシュルビーです。透明度が高くかわいい双子のような結晶インクルージョンとヘアーラインを思わせるシルクインクルージョンもこのルビーを産出したミャンマー最北部カチン州Nam-Yaナヤン鉱山によく見られるものです。
このルビーはどんな形になるのか…
さて、この「生まれつきハートマーク」のピンキッシュルビーは、どのようなジュエリーになるのでしょうか?微妙に歪んだハートの形が大好きな方は必ずおられると思います。長くルビーに触れる仕事をしてきて、ハート型のルビーも含めて完全な左右非対称のルビーは今まで一つも見たことはありません。一見、完全に見える原石もそう見えているだけで、じっくり見ると同じモノがありませんでした。私たち人間に性格があって個性があるようにルビーも同じで、すべてに個体差があり個性です。2つ以上個性があると、そこには必ず「相性」が生まれます。品質の良し悪しは、クオリティスケールを使ってある程度正確に把握できますが、相性が良いかどうか?はどう見ればよいのでしょうか?私は、相性は「好きか嫌いか?」という感覚だと思います。
相性の良いルビーを選ぶには?
優劣の話でもなく、好みの話です。品質判定をするのは、好きになったそのルビーが適正な価格なのか?を確認するためのモノであり、相性の良いルビーを選ぶためのモノではありません。相性の良いルビーを選ぶときには、先ずは、「好きかどうか?」という視点で見て下さい。そして、その後で好きになったルビーの品質を確認して、適正な値段かどうかを見ていく順番が良いでしょう。この話をするのは、このルビーの生地を削りながら形を整え、完全な形にするよりも、生まれたままの形の方が相性の良い方が見つかりやすいし、お気に入りのお宝として大切にして貰えると感じたからです。このちょっと歪んだハートルビー、もうすぐジュエリーに仕上がってくるので、楽しみにしておいて下さい。
Inclusion (ルビーの内包物)
天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。
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